足の裏が常に砂利を踏んでいるような感覚だったり、腕を少し動かすだけで火花が散るような痛みが走ったりする。こうした神経障害性疼痛を疑う症状が出たとき、受診先を誤ると解決までに長い時間がかかってしまいます。まずセルフチェックとして、その痛みが冷やすと楽になるのか、温めると楽になるのかを確認してみてください。もし冷やすと余計に痛みが増したり、お風呂で温まると少し和らいだりする場合は、神経の血流障害や過敏状態が疑われるため、整形外科よりもペインクリニックや神経内科の受診が適しています。また、触られただけで激痛が走るアロディニアという症状がある場合も、神経の専門的な治療が必要です。一方、特定の姿勢をとったときだけ痛みが出る、あるいは筋力の低下を伴う場合は、骨や筋肉による神経圧迫の可能性が高いため、整形外科で精密な検査を受けるべきです。現代の医療は細分化されており、何科を受診するかという最初の選択が、その後の治療経過を大きく左右します。最近では、慢性疼痛を専門に扱うマルチディシプリナリー、つまり多職種連携チームを持つ大学病院なども増えています。もし身近なクリニックで改善が見られない場合は、こうした大規模な病院の痛みセンターを紹介してもらうのも一つの手です。ブログやSNSで同じような症状を持つ人の情報を探すのも参考にはなりますが、神経の痛みは個人差が非常に大きいため、最後は必ず医師の診断を仰いでください。自分の身体から発せられる不快なサインを無視せず、適切な専門科にたどり着くことが、痛みに支配されない生活を取り戻すための唯一の近道です。