私は長年、ウェブデザインの仕事に従事しており、一日十時間以上も液晶画面を凝視し続ける生活を十年以上続けてきました。当初は、仕事が終わった後に少し目がショボショボする程度で、市販のクール系の目薬をさせば翌朝にはリセットされる程度の軽いものでした。しかし、三十代半ばを過ぎた頃から、異変が起き始めました。寝ても寝ても目が重く、夕方になるとこめかみが締め付けられるような激しい頭痛に襲われるようになったのです。肩こりもひどくなり、ひどい時には吐き気すら感じるようになりました。整体やマッサージに通い、一時的には楽になるものの、翌日仕事を始めるとすぐに不調が戻ってきます。自分では単なる加齢と過労によるものだと思い込み、病院、特に眼科へ行くという選択肢は全く頭にありませんでした。目が疲れているのは仕事柄仕方がない、という諦めがあったからです。ところが、ある日突然、モニターの文字が二重に見えるようになり、仕事に支障をきたすほどになったため、重い腰を上げて近所の眼科を受診することにしました。眼科での検査は非常に詳細なもので、自分がいかに自分の目を過信していたかを痛感させられる結果となりました。診断は、深刻なドライアイと、長年の酷使による調節緊張、そして最も驚いたのは、使用していたコンタクトレンズの度数が、今の私の目の状態に対して強すぎたということでした。遠くがよく見えるようにと強めに設定していた度数が、近くの画面を長時間見る際には過度な負担となり、ピントを合わせる筋肉が常に限界まで収縮し続けていたのです。医師から処方された治療用の目薬を使い始め、さらにアドバイスに従ってパソコン作業専用の度数を落とした眼鏡を作ったところ、一週間もしないうちに、あんなに苦しんでいた夕方の頭痛が嘘のように消え去りました。何よりも、世界がこんなに明るく、はっきりと見えるものだったのかと感動したのを覚えています。眼精疲労を眼科で相談するということは、私にとって単なる治療ではなく、生活の質を根本から立て直すきっかけとなりました。もし、あなたが今、目の疲れを仕事の宿命だと諦めて耐えているのであれば、ぜひ一度専門医の診察を受けてみてください。私のように、自分では気づけなかった原因が明らかになり、毎日の生活が驚くほど軽やかになる可能性があるからです。目の不調は体全体のバランスを崩すサインであり、それを無視し続けることは、自分自身の心身を削り続けることと同義です。早めの受診が、あなたの仕事と人生を支える大きな力になることは間違いありません。